充実した一日を思い、この地で暮らす理由を考える

高柳もりあげ隊のもとたかです。また山の話をします。
桜島が噴火した翌日に、噴火警報レベル1の新潟焼山(2400m)に登って来ました。この山は今も数十年に一度水蒸気噴火を起こす溶岩ドームを持つ活火山です。この「生きた山」に登るべく、高柳を早朝に出発し、am5時に長野小谷村から登山を開始しました。途中残雪と花いっぱいの金山(2245m)を経由し焼山へ。山頂直下で別ル-トから来た男性と遭遇、聞けば同郷大阪からの日帰り登山とのこと、暫し同行し焼山登頂。山頂はガスに覆われ展望なし、ということで自分は30年前に大阪から移住したこと、この地で暮らす理由など長々と話し込む。すると彼が「50歳からでも農業出来ますか?」と問うので、「大丈夫、親切丁寧に指導してくれる優しい先生がいるよ、移住する?」と返すと、とても興味津々な様子。ちいさな交流、これもまた関係人口かな。
この焼山から南に連なる火打、妙高への稜線はライチョウの生息地として知られています。40年以上前の高2の夏、友達と夜行列車を乗り継ぎ火打山に登った時、初めてライチョウ家族に出会いました。そのライチョウは当時と比べ生息数は半減し絶滅が危ぶまれていますが、今、官学民が一体となり、生態調査や環境改善などの保護活動が広く行われ始めています。絶滅を必然とするのでなく、至る因果関係を精査しできることを施策する。とても大切なこと、暮らしはみんなで守りたいもの。
大阪の彼と別れ長い帰路につく。途中、アサギマダラなどに出会い余韻を楽しみながらpm4時無事下山。行動時間11時間、体はヘロヘロだけどガツンと充実した一日でした。
我が家へ直帰し「はばきぬき」
自然と戯れ汗を流した後の一杯のビ-ル
この瞬間こそが自分がこの地で暮らす理由のすべてかな。

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